学校のテストで思うように点数が取れないという経験はあるだろうか。ほとんどの人が経験していると思う。テストで点数を取るためには「正しい学習法」で進めなければならない。点数を取れない人のほとんどは、「正しい学習法」ができていないために点数が取れていないだけで、勉強センスの問題ではないと考える。ここでは「正しい学習法」を紹介するので、ぜひ読み進めていただき、今後の学習の参考にしていただきたい。ちなみに、筆者は元々教育業界におり、700名以上の生徒の教育コンサルティングを行ってきている。実際に生徒と対峙する中で得た知識を記載していく。
では、早速学習法についてみていこう。
1.インプット
まずは「知識のインプット」から勉強は始まる。「インプット」とは、「自分の中に取り入れる」ということだ。中学英語で例を挙げると、「youにつくbe動詞はare、heにつくbe動詞はis」というような知識を「知る」というのが「インプット」だ。ゴールは、「ふーん、そうなんだ〜、なるほどね〜」という状態になること。インプットする方法は、
- 学校の授業を聞く
- 教科書を読む
- 映像授業を視聴する
といったものが挙げられる。ここで、「ふーん、そうなんだ〜、なるほどね〜」とならずに「ん?どういうこと?」となってしまう場合には、もう一度教科書を読んだり、誰かに質問したりして「なるほどね〜」という状態になることが必要である。
2.アウトプット
1でインプットできても、その知識を使いこなすことはまだできていない。テストで点数を取るためには、「知識を自由自在に使いこなす」状態まで持っていかなければならない。使いこなせるようになるため、「アウトプット」を行う。アウトプットとは、「知識を外に出す」、つまり、得た知識を使って実際に問題を解いてみるということである。実際解いてみると、「あれ、さっき習った時はわかっていたのに、なんだっけ?」「あれ、忘れちゃった」というように、意外とできないことが発覚する。ここでガッカリして勉強をやめてしまう人が多いのだが、それはとても勿体ない。これは、「分かっていない」というよりも、「まだ使いこなすことはできない」だけであり、「使いこなせる」ようになるためにアウトプットを行うのである。インプットがしっかりできていれば、問題の解き方がわからない場合にも解答解説を見たら「あー、そうやってやるのか〜」「こうやって式を立てるのね」と、答えを見れば納得できる。アウトプットでは、問題を解いていくことで知識の使い方を学んでいくのだ。これを繰り返し、段々と問題を見て「この知識をこう使えばいい」とノーヒントで判断し、解答用紙に自力で書けるようにしていく。
3.反復
2のアウトプットだけではまだ点数は取れない。「何回も解く」のが最終ステップである。なぜなら実際のテストは「制限時間」があるので、問題を見た瞬間にパッと解き方を思い出す瞬発力が必要で、瞬発力をつけるには「繰り返す」しかないためである。使っている問題集を繰り返し解く、シンプルだが結局これしかない。
結論
インプット→アウトプット→反復の順に進められれば、点数は取れる。勉強を進める際はこのステップを踏めているのかどうか、どのステップでつまずいているのか確認して進めていこう。
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